「もう夜勤はキツい」
「家に帰っても子どもと向き合う余裕がない」
——そんなふうに感じている看護師さんは、きっと私だけじゃないはず。
こんにちは、花ナースです。
3次救急の病棟でフルタイム勤務を続けて、気づけば看護師歴33年。3人の子どもを育てながら走り続けてきました。
そんな私が、同じ看護の道を歩み始めた娘に、ある日「転職を考えてみない?」と伝えた話です。
「看護師を辞めたい」「今の働き方を変えたい」と感じているあなたへ。
私の遠回りの体験が、少しでも前向きな一歩のヒントになれば嬉しいです。
「忙しいのが当たり前」と思い込んでいた新人時代
新卒で3次救急病院に就職したのは33年前。
当時はプリセプター制度もなく、先輩の仕事を見よう見まねで覚える時代でした。
- 定時17時15分 → 帰れるのは20時。「今日は早かった」と思う毎日
- 夜勤明け9時15分定時 → 実際は12時過ぎ
- 寮に戻ると意識を失うように翌日まで眠る
それでも、「みんなそうだから」「同期も先輩も頑張っているから」と、疑問を持つ余裕すらありませんでした。
娘が同じ看護の道に進んで、初めて気づいたこと
娘は助産師として働き始めました。同じ医療者として、そして母として、とても誇らしい気持ちでした。
でも、数年後に娘の口から出る言葉を聞いて、ハッとさせられました。
「今日はご飯食べれたから、落ち着いていた日」
「夜勤明けが11時に終わったら早い方だよ」
——その言葉、30年前の私とまったく同じでした。
「それって普通じゃないよ!」
娘にそう言った瞬間、自分自身の30年間を、ようやく客観的に振り返ることができたんです。
夜勤フルタイム × 3人育児。今思えば限界だった30年
振り返ると、「頑張れていた」のではなく、
「限界に気づく余裕すらなかった」——それが本当のところです。
慢性的な人手不足の病院で、夜勤をこなしながら3人を育ててきました。休日は看護研究や勉強会。家と職場を往復するだけの日々。
正直、子育ての記憶がほとんど残っていません。
このことに気づいた時、胸がぎゅっと締めつけられました。
「命を守る仕事」だからこそ、看護師自身の生活も守られるべき
3次救急の現場は、常に緊張感と隣り合わせです。
- 1ミリ単位も許されない薬剤管理
- いつ急変が起こるか分からないプレッシャー
- 自分が体調を崩しても「代わりがいない」と休めない職場
- 心と体の消耗に見合わない夜勤手当
使命感や責任感だけで働き続けるには、限界があります。
看護師も、疲れも迷いもあるひとりの人間です。
「辞めたい」「つらい」と感じるのは、決して弱さじゃない。
心と体が発している、大切なサインなんです。
娘に「転職」を勧めた理由
私は娘に、こう伝えました。
「今の職場が全てじゃないよ。看護師の働き方は、もっとたくさんある。」
今は、看護師の資格を活かせる場所が驚くほど広がっています。
- 日勤のみのクリニック
- 訪問看護・在宅医療
- 健診センター・企業看護師
- 保育園・学校看護師
- 美容クリニック・治験コーディネーター
- リモート対応の医療系ライター・相談員
「ずっと同じ職場で頑張ること」だけが、看護師の正解ではありません。
自分の人生を大切にしながら働く選択肢は、きっとあるはずです。
50代からでも、新しい一歩は踏み出せる
私自身、50代になってFP3級を取得し、お金の勉強を始めました。
つみたてNISAも始めたし、格安スマホに変えて固定費も見直しました。
「もう遅い」なんてことはない。
「今気づけてよかった」と思える日が、必ず来ます。
今の働き方に疑問を感じているあなたへ。
「辞める」か「続ける」かの二択じゃなく、「自分に合った働き方に変える」という第3の道もあります。
次の記事では、私が実際に検討している働き方や、娘に勧めた看護師転職サイトの選び方について書いていきます。
どうぞ、一緒に前向きな一歩を考えていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
あなたの明日が、少しでも軽やかになりますように。


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