「私が休んだら、みんな忙しくなるんだろうな…」
連休を取りたいと思っても、翌月の勤務希望の締め切りギリギリまで、悩んでしまう。
「今回はやめておこう」
「また今度でいいか」
そうやって、自分の休みを後回しにしていませんか?
私も、ずっとそうでした。
というより、今もまだそうです。
これは「上手な休みの取り方」を伝える記事ではありません。
看護師33年。
自分の休みを後回しにしてきた私が、
50代になってやっと、
「自分の身体も、もっと大事にしていいんじゃない?」と思えるようになってきた、
その途中の話です。
33年、私は「休み方」を習っていませんでした
看護師になってから、同じ病院で33年働いてきました。
糖尿病療養指導士として、1000人以上の患者さんの生活について、一緒に考えてきました。
患者さんやスタッフには言えるんです。
「無理しないでくださいね」
「休めるときに休んでくださいね」って。
でも自分には、一度も言ってあげたことがありませんでした。
採血も、点滴も、後輩への指導も、教えてもらいました。
手順書もありました。
でも「自分のために、ちゃんと休むこと」は、誰からも教えてもらっていません。
手順書もない。
正解もない。
だから、できなくても当たり前だったのかもしれません。
休みを言い出せないのは、「自分の性格だから」だけじゃない
休みを取ろうとすると、頭に浮かぶことって、だいたい決まっています。
- あの日は人が少ないから無理かな
- 他の人と希望が重なってる
- 師長に何て思われるだろう
- 休んだあと、出勤するのがちょっと怖い
そして最後に、
「まあ、今回はいいか」となる。
気がつくと、自分の身体の疲れは、ずっと後ろの方に並んでいます。
私の場合は、それは「意志が弱いから」でも、「真面目すぎる」でもありませんでした。
人が足りない現場で、長く働いているうちに、自分が休むと誰かに負担をかけると考えることが、習慣になっていたんです。
33年も続けてきた習慣です。
それは簡単には変わらないですよね。
だから、自分を責めるのをやめました。
いきなり大きく変えなくていい。
まずは、順番を少しだけ変えてみる。
それくらいでいいと思っています。
正直に言うと、私はまだ怖いです
今、私は仕事中心の生活から、仕事も大事だけど、自分の体も大事にするという暮らしに、少しずつ切り替えようとしています。
その一つが、リフレッシュとして連休を取ることです。
年休は20日あります。
ずっとありました。使っていなかっただけです。
それでも、いざ年休の希望を書こうとすると手が止まります。
「この日に休んだら、誰かが大変になるかも」そう考えてしまうからです。
33年かけて身についた「自分を後回しにするクセ」は、思ってた以上に頑固でした。
だから今は、
「休みたいけど、どうしよう」で終わらせず、
「どうしたら休みを取りやすくなるかな?」と考えるようにしています。
私が意識しているのは、
スタッフに余裕がありそうな日を選んで、早めに希望を出すこと。
自分だけが得をする休み方ではなく、
「ここなら大丈夫そう」
と思える日を探す。
それだけでも、以前よりずっと希望を出しやすくなりました。
言い出すのが苦手なら、「順番」を変えてみる
「休みたいです」
から始めると、どうしても言いにくい。
自分のわがままを通すような気がして、声が小さくなります。
そこで私は、伝える順番を変えてみました。
たとえば、
「この日はスタッフの人数に少し余裕がありそうなので、年休をいただけたらと思っています」
というように、
先に「職場の状況」を考えてから、自分の希望を伝える。
言っていることは、
「この日に休みたい」
だけです。
でも、順番を変えるだけで、私自身が言いやすくなりました。
33年看護師をやってきて、
「もっと早く知りたかった!」
と思ったことの一つです。
特別な技術でも、根性でもありません。
ただ、順番を変えただけ。
連休はわがままではなく、自分を整える時間
50代になると、若い頃と同じように働いていても、
「なんとなく疲れが抜けない」
と感じることがあります。
仕事の日は仕事。
帰ったら家のこと。
休みの日は家事や用事。
気がつけば、
「何も予定のない日」って、ほとんどない。
そんな生活を長く続けてきました。
だから私は、これから少しずつ、
「何もしない時間」も予定に入れていきたいと思っています。
旅行に行かなくてもいい。
遠出しなくてもいい。
家でゆっくりするだけでもいい。
仕事から離れて、身体と気持ちを休ませる。
それも、50代からの大切な「整え方」なんじゃないかなと思っています。
今日は、これだけで十分
今日やることは、ひとつだけ。
次の1か月で、「ここなら休みを取りやすそう」と思える日を1日、頭の中で選んでみる。
まだ誰にも言わなくて大丈夫。
勤務希望に書かなくても大丈夫。
まずは、
「私、この日に休んでもいいかも」
と思ってみるだけ。
私も、そこから始めました。
すぐに上手に休めるようになったわけではありません。
今でも、
「休んでいいのかな」
と思います。
でも、以前とは少し違います。
「私が休んだら迷惑かな」だけではなく、
「私の身体は、今どうしたい?」
と考えられるようになってきました。
看護師33年。
まだまだ働くからこそ、
「頑張る」だけじゃなく、「休む」ことも覚えていきたいと思います。
働き方そのものを考えたくなったときは、こちらの記事もどうぞ。



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