布団に入って体が温まると、背中や手がかゆくなる。
気づけば掻いていて、夜中にヒリヒリして目が覚める。
秋頃になると毎年やってくる、つらい夜ですよね。
「年齢のせい?」
「更年期だから?」
このまま我慢するしかないのかな、と思っている方もいるかもしれません。
こんにちは、みくるんです。
看護師歴33年。アトピーとの付き合いは、50年以上になります。
この記事では、秋の夜にかゆくなる理由として考えられること、
私が続けている対処法3つ、皮膚科に相談したい目安をまとめました。
「仕方ない」とあきらめていたかゆみに、今の自分にできることを見つけてもらえたら嬉しいです。
結論から言うと、かゆみは「仕方ない」と我慢せず、皮膚科に相談しながら、自分に合う方法を探していきましょう。これが、50年以上かゆみと付き合ってきた私の答えです。
結論:かゆみは「仕方ない」と我慢しなくていい
かゆくて眠れない夜が続くなら、一人で我慢せず、皮膚科で相談してみてください。
理由は、「仕方ない」とあきらめることと、「今の自分に合う方法を探すこと」は違うからです。
私は長いあいだ、この2つを同じだと思っていました。
私のアトピーは、子どものころから続いています。
看護学生のころは、環境の変化やストレスも重なって、症状がひどくなりました。
3人の子育てと夜間勤務が重なった時期も、症状が悪くなったり、落ち着いたりをくり返していました。
そのころの私は、「かゆいのは体質だから仕方ない」「私の肌は、こういうもの」と思っていたんです。
でも今は、皮膚科で相談しながら、自分の肌の状態に合わせたケアを続けています。
以前より肌の調子が落ち着いている時期が長くなったと感じています。
だから、かゆくて掻いてしまっても、自分を責めないでくださいね。
掻いてしまうのは、あなたの我慢が足りないからじゃありません。
眠っているあいだは、自分の意思だけで掻く手を止めるのは難しいものです。
まずは「また掻いてしまった……」と自分を責めるより、「かゆみが続いているんだな」と気づくことから始めてみませんか。
秋の夜にかゆくなる、考えられる理由
秋から冬にかけてのかゆみには、次のようなことが関係すると言われています。
- 空気の乾燥:10月ごろから空気が乾いて、肌もうるおいを失いやすい
- 体が温まること:布団やお風呂で体が温まると、かゆみを感じやすい
- 年齢による肌の変化:年齢とともに、肌がうるおいを保つ力が変化すると言われている
- 皮膚の病気:アトピー性皮膚炎など、乾燥だけが理由ではないこともある
私の場合も、10月ごろから肌の調子が崩れやすくなります。
特に困るのが夜で、布団で体が温まると、背中や手がかゆくなります。
この時期は、肌だけでなく体のだるさも出やすいと感じています。
秋のだるさについては、秋のだるさと「首」の冷えの記事に、私の過ごし方を書きました。
※よかったら、青字のリンクからご覧くださいね。
かゆくて眠れないときの対処法|私が続けている3つのこと
① 皮膚科で「相談しやすい医師」を見つける
私が長いアトピー生活で感じているのは、「どの薬がいいか」だけではなく、自分の状態をきちんと相談できる医師を見つけることも大切だということです。
症状は、そのときの肌の状態や生活環境によって変わります。
だからこそ、
「薬を塗っても良くならない」
「夜にかゆくて眠れない」
など、困っていることを話しやすいことが、私にとっては大切でした。
3人の子どもがそれぞれ社会人になって、やっと自分の時間ができました。
そこで初めて、「私、自分のことをずっと後回しにしてきたな」と気づき、改めて皮膚科に相談するようになりました。
若いころと今では、肌の状態も生活環境も違います。
だから私は、昔と同じように我慢するのではなく、「今の自分の肌について相談してみよう」と考えるようになりました。
今は、皮膚科で相談しながら、自分の状態に合わせた治療やケアを続けています。
私の場合は、調子がいいからとケアを怠ると、また悪くなることがありました。
だからこそ、迷ったときは自己判断だけで決めず、医師に相談するようにしています。
「このくらいで皮膚科に行っていいのかな?」と思う必要はありません。
かゆくて眠れないなら、それだけでも十分、相談していい悩みです。
子どもが独立したあと、自分の時間について考えるようになった話はこちらに書いています。
子どもが独立して休日にどっと疲れた話
※よかったら、青字のリンクからご覧くださいね。
② 保湿を「特別なケア」にしない
私は、手洗いのあとや乾燥を感じたときに、こまめに軟膏や保湿剤を使っています。
看護師の仕事は、手洗いや消毒のくり返しです。
私の手荒れも長いあいだの悩みでした。
「この仕事を続けるかぎり、手荒れは仕方ない」と半分あきらめていた時期もあります。
でも今は、以前より落ち着いた状態を保てるようになりました。
お風呂上がりだけ頑張るのではなく、
「手洗いのたびにできるだけ保湿する」を生活の中に組み込んでいます。
特別な方法ではありません。
毎日の小さなケアを続けること。
私の場合は、それが大切でした。
③ 掻いてしまった自分を責めない
朝起きて掻きあとを見つけても、自分を責めないことにしています。
以前なら「また掻いてる」「嫌になるなぁ」と思っていました。
でも今は、「かゆみが続くなら、皮膚科で薬のことを相談しよう」と考えるようになりました。
実は、これが一番大きな変化だったかもしれません。
肌の状態だけでなく、自分への向き合い方も変わりました。
ほかにも、よく言われているかゆみ対策
私が続けている3つのほかに、乾燥する季節によく言われている工夫もあります。
全部やろうとせず、できそうなものを1つだけ選んでみてください。
- お風呂はぬるめにして、長湯しすぎない
- 部屋が乾燥しすぎないよう、加湿する
- 寝るときは、肌ざわりのやさしい衣類を選ぶ
- 入浴後など、乾燥しやすいタイミングに保湿する
こんなときは、皮膚科に相談を
次のような状態が続いているときは、「年齢のせい」「乾燥しているだけ」と決めつけず、皮膚科に相談してみてください。
- かゆくて夜中に目が覚める日が続いている
- 掻き壊した傷が、なかなか治らない
- 保湿をしても、かゆみが続いている
- 以前より症状が強くなっている
- 自分でどう対処すればいいのか分からない
かゆみの原因は、人によってさまざまです。
だからこそ、「かゆいだけだから」と我慢し続けなくて大丈夫。
相談は、早すぎることはありません。
まとめ:「仕方ない」とあきらめず、今の自分にできることを
秋になると、乾燥や体が温まることなどがきっかけで、かゆみが気になることがあります。
私が50年以上アトピーと付き合う中で、今大切にしているのはこの3つです。
- 皮膚科で、今の自分の状態を相談する
- 保湿を特別なケアにせず、生活の中に取り入れる
- 掻いてしまった自分を責めない
そして、もうひとつおすすめしたいのが、「かゆみを記録すること」です。
今夜、もし夜中にかゆくて目が覚めたら、カレンダーに「○」をひとつだけつけてみませんか?
○がいくつかたまったら、そのカレンダーを皮膚科で見せる。
「何回くらい夜中に目が覚めますか?」
と聞かれたときも、記録があれば伝えやすくなります。
私も、肌との付き合いはまだ続いています。
でも今は、「今年も始まった……」とため息をつくだけではなく、
「今年は、少しでも肌を大切にしてあげよう」と思えるようになりました。
50代からでも、自分の体と向き合い直すことはできる。
私はそう感じています。
※この記事は、アトピーとの付き合いに関する個人の体験談です。症状や治療法は人によって異なります。この記事だけで自己判断せず、気になる症状や強いかゆみがある場合は、医療機関にご相談ください。



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