帰りの電車で、やっと座れた瞬間。
体が、鉛みたいに重くなる。
夏の疲れは、もう抜けたはずなのに。
「年のせいかな」
「私、気合いが足りないのかな」
そんな日、ありませんか?
こんにちは、みくるんです。
看護師33年。糖尿病療養指導士として、季節ごとに患者さんの体調の話を聞いてきました。
秋になると、患者さんからこんな言葉を聞くことがあります。
「なんだか、だるいんです」
もちろん、だるさにはいろいろな原因があります。
ただ、朝晩と日中の気温差が大きい秋は、体が変化に合わせる場面も増える季節です。
この記事は、だるさを気合いで乗り切る話ではありません。
「しんどい日は、体の負担を1つだけ減らしてあげよう」
そんなお話です。
秋のだるさには「寒暖差」が関係することも
10月になると、朝は肌寒いのに、昼間は汗ばむ日があります。
朝は15℃、昼は25℃。
1日の中で、気温が大きく変わる日もありますよね。
私はこの時期、家のエアコンを思い浮かべます。
朝は暖房。
昼は冷房。
夜はまた暖房。
1日に何度も設定を変えたら、エアコンも大忙し。
体も同じように、気温に合わせて忙しく働いているのかもしれない。
そう考えると、「だるい」と感じる自分を少し許せる気がするんです。
寒暖差の大きい時期のだるさは、「寒暖差疲労」という言葉で紹介されることもあります。
でも、だるさの原因はひとつではありません。
「秋だから仕方ない」だけで終わらせないことも、大切だと思っています。
更年期の50代は、体の変化も重なりやすい
50代は、更年期による体の変化を感じる人も多い年代です。
ほてりや汗、眠りにくさなど、人によっていろいろな形で出てきます。
私も子どもたちが独立したころ、休日なのに、なんだか疲れている時期がありました。
更年期なのか、子どもが巣立った寂しさなのか。
自分でもよくわかりませんでした。
※そのころの話は、以前の記事でくわしく書きました。よかったら青字のリンクからご覧くださいね。
秋は、そこに朝晩の寒暖差が重なる季節。
だから私は、この時期こそ「いつも通り頑張る」より「少しラクにする」を選ぶようにしています。
だるい日があっても、それはあなたの気合いが足りないせいではありません。
私がまず意識しているのは「首」
寒暖差対策を調べると、運動、入浴、食事、睡眠……と、いろいろな方法が出てきます。
どれも大切。
でも、全部やろうとすると、それだけで疲れてしまいますよね。
そこで私がまず意識しているのが、首を冷やしすぎないことです。
首元が冷えると、肩に力が入って、体がこわばる気がする。
だから私は、首元をあたためるところから始めています。
例えば、
- 朝、薄手のスカーフをバッグに入れておく
- 帰りに外へ出る前に、さっと巻く
- 肌寒い日は、首元を覆える服を選ぶ
- 足元が冷える日は、レッグウォーマーを使う
これくらいで十分。
「健康のために新しい習慣を5個増やそう!」ではなく、布1枚に、ちょっと手伝ってもらう。
私はそんな感覚でいます。
「だるい=季節のせい」と決めつけない
ここは、看護師としてひとつ伝えておきたいことがあります。
だるさは、寒暖差や更年期だけが原因とは限りません。
睡眠不足や疲れのほか、貧血や甲状腺、血糖値など、体のほかの変化が隠れていることもあります。
例えば、こんなときは季節のせいと決めつけずに、医療機関に相談してみてください。
- だるさが長く続く、だんだん強くなっている
- 動悸や息切れがある
- 急に体重が変わった
- のどがよく渇く、トイレが近くなった
のどの渇きやトイレの回数は、血糖値が高いときに見られることがある変化です。
私も糖尿病療養指導の場で、「疲れているだけだと思っていました」という方に出会ってきました。
血糖値が気になる方は、私が腕にセンサーをつけて1年間、血糖値を記録した体験も読んでみてください。
※センサー「リブレ」については、以前の記事でくわしく書きました。よかったら青字のリンクからご覧くださいね。
明日の朝、1つだけ
全部やらなくて大丈夫です。
明日の朝、バッグにスカーフを1枚入れる。
まずは、それだけ。
だるいとき、「また私、だらけてる」ではなく、「ちょっと体が疲れているのかも」と見方を変えてみる。
そして、できる範囲で体の仕事を1つ減らしてあげる。
私も明日は、スカーフを1枚バッグに入れて出勤します😊
頑張るより、整える。
自分の体に、少しだけ優しくしてあげませんか?
※この記事は、看護師としての個人の経験と一般的な健康情報をもとに作成しています。診断や治療を目的としたものではありません。症状が続く場合や気になる症状がある場合は、医療機関にご相談ください。



コメント